梨の剪定
 「せんてい」

我が梨園で1番大きく、果実も沢山育てる幸水(こうすい)の果樹です。


(梨の棚作り)
梨の樹は、梨棚の全体に光を入るように均一に当てる事で、品質の安定と作業能率を
図り棚面に背負わせる棚式栽培方法としている。

 (樹勢強) 
剪定のポイントは、園・木をよく観察する事が大切である。

(基本 剪定時期)
適期は、2月末まで「遅れると、展葉、枝の伸び出しが悪くなる」。
剪定作業が終わり、梨の枝には大きくふくらんだ芽が動き始めています。

樹勢のバランス)
樹木の骨組みの枝と側枝「結果枝」の強弱、主枝〜亜主枝〜予備枝側枝まで樹木の基部の
先端部の強さがあるか図る。




(作業に使う道具)
   
剪定用のこぎり     はさみ       カッター      紐(ひも)

チェンソー



幸水 第1農場

我が梨園で1番大きく、果実も沢山育ててくれる幸水(こうすい)の果樹です。

    

今年の予備育成枝は、45度に誘引した位置に紐で留めるのです。

左の写真は、主枝の上状から出した結果枝が太くなって、花目が少なくなってきた、良い位置から
出た徒長枝を予備枝として育成させる。

右の写真は、主枝の下位置は最高の枝ですが、枝の左右の位置から結果枝になるような予備枝が
作れず同じ位置からの枝を予備枝として育成させる。

良い予備枝になる様に育成させるのです。
予備枝を作るページをご覧下さい。




今年は予備枝には品質の良い花目が付き、結果枝に大きい果実が取れそうだな〜





前年度 1月に、梨棚45度誘引して固定する。


    


予備枝は、上等な太い結果枝に生まれ変わり、棚付けするのにカッターによる傷を入れ、
ねじりながら紐(ひも)で梨棚に縛る。






古くなった枝には花目がなくなり品質が悪く、結果枝のバランスが悪くなるり、充実した花目を作り
古い枝順からのこぎりで切り落とす作業です。




殺菌剤を塗る作業
      
(A)          (B)           (C)         (D)

太くなった(A)結果枝を切り落とし、のこぎりで切断した(B)部分には、殺菌剤入りのペーストで(C)筆で
塗りこむのです。
(D)の殺菌入りのトップジンM(ペースト)塗りは、3月上旬まで

毎日行う作業です。



      

枝を梨棚位置まで引き込み紐(ひも)で固定する。
その結果枝は、品質の良い花目を確保する事が大切である。

左の写真のように左右側から、太い結果枝を作り上げ交差させ棚を結果枝で引き詰めるのが
テクニックと言われている。

結果枝には、5個の果実を育てます。







昨年に作った予備枝には、太い枝が上に向かって伸びた様子です。
枝の長さ150cm位ぐらい伸びています。

上記の写真は、予備枝を 2年掛けて品質の良い短果枝になり、美味しい梨の収穫が楽しみ


沢山の予備枝を作り、予備枝、待ち枝で葉容量を確保する。

    

結果枝を梨棚まで誘引する様子、豊水第2農場 剪定撮影


    
@                         A

@結果枝の下から出ている花目は、品質が悪い為に Aの様に花目を取る。


無駄な花は咲かせない様にする。


      


切断した枝を運搬車にのせ広場に枝を積み上げる。


      
左側                       右側
今年に長果枝とした作られ花芽です。   2〜3年目の短果枝に作られる花芽です。
長果枝(今年に結果枝として作った枝からの花芽です)

梨を生産する枝芽のポイントは、この芽の位置から育てるのが良い果実になります。



幸水 第1農場 剪定終了
結果枝を梨棚に伸ばし水平にひきつめた様子です。



この仕事は、3月下旬まで仕事を作業員 1人行う。




    

剪定した枝は、燃やす事によって炭(すみ)を畑に撒き土と混ぜます。

安上がりの資材を作ってま〜す。



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梨専門業事務局
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